イタリアの高速道路。あおり運転はないけれど・・・。 (所員:太田篤子)

2019.10.22

みなさん、こんにちは。ラボ所員の太田篤子です。

10月の初旬に、イタリアとスロベニア、クロアチアを旅行をしてきました。秋の入り口、山の幸のトリュフあり、新鮮な魚介類ありの、よく食べ、よく見、そしてよく運転した旅でした。ほぼ毎日のようにアウトストラーダと言われるイタリアの高速道路も走行しましたので、その感想をお話したいと思います。

クロアチアのモトブンはトリュフが名産。日本では考えられないくらいリーズナブルにたくさん頂けます。上にたっぷりかかっているのが白トリュフです。美味しかった~。

 

今回のドライブ、今までは海外の運転はただ楽しいだけだったのですが、初めて少し怖いと感じました。

これまで、イタリアを運転したのはトスカーナ地方やウンブリア地方の田舎のゆったりとした道路。高速道路も、ローマやフィレンツェなどの空港から田舎に出るまでの少しの距離は運転しましたが、道幅も余裕があり、走行車線さえ走っていれば怖いこともなく同行者と楽しくおしゃべりしながらのドライブでした。

ところが今回はちょっと様子が違う。

訪れた町は、イタリアの最東端トリエステです。かの有名なヴェネツィアへは車で2時間くらい。スロベニアとの国境を有し、その先のクロアチアにも1時間もかからずに行ける街です。

私が少し恐怖心を抱いたアウトストラーダは、アドリア海に沿って進む、トリエステとヴェネツィアを結ぶ高速道路です。何回か往復しましたが、まず驚いたのは、トラックの交通量が多さ! 半分以上が大型トラックではないでしょうか。それも結構な速度で走って行きます。そして、道路幅がなんといっても狭い! トラックの車体と同じ幅くらいの印象です。追い抜くときにサイドドアがぶつかるのではと、もうひやひやです。おそらく、トラック2台並んだらもう余裕なしという感じ。ただし、ほとんどの、区間がトラックの追い越し車線走行を禁止しているらしく、2台が並ぶことはほぼありませんでしたが。怖いと思いつつも、少し面白かったのは、渋滞の時です。トラックは追い越し車線走行禁止区間だったので、渋滞すると乗用車のみが追い越し車線で追い越して走って行きます。必然的に走行車線は大型トラックのみがずらっとならぶことになります。まさに、貨物列車が、高速道路を走っているよう。この光景は壮観ででしたね。(下記動画です)

後で調べてみるとこちらのアウトストラーダ、EU圏を縦断する主要な貨物ルートに繋がる道路だったみたい。ヨーロッパの中でもなかなか貨物輸送が鉄道にシフトしづらいルートらしいです。なるほど、だからトラックが多いのね。

 

このようにトラックもかなりのスピードで走るのだから、乗用車は言わずもがな。フェラーリやポルシェやメルセデスが高速で走り抜けるのではなく、古いフィアット・パンダや、アルファロメオ147が全開猛スピードで走って行きます。走行車線オンリーの私でも、前を走る車があまりにも遅い時はさすがに追い抜きたいときもあります。サイドミラーと目視で追い越し車線を確認し、よし、まだ、後ろを走る車は小さいな、随分後ろだな、じゃあ追い越し車線に入ろうかと、入った途端、え!ワープした?! と思うほど、もうフィアット・パンダはバックミラーいっぱいになって真後ろに迫っています。何度、小さな声で、ひえ~と叫んだことでしょう。

ただし、良いこともありましたよ。日本のように追い越し車線をゆったり走って、通せんぼしているクルマは皆無だったのです。ゆっくりと行きたい車はまず走行車線。万が一追い越し車線に入ったら、なんとしても出来るだけ早く走行車線に戻る。これは、日本でも見習いたいものです。こうだったらあおり運転されることもないですものね。

今回は、びくびく野郎の私はイタリアの道はやっぱり田舎道に限るとつくづく思わされた旅でした。では、また!

 

取材・文/太田篤子(ラボ所員)