今季の初戦、アルチャレに参戦してきた!

2022.05.02

2月6日に筑波サーキット・コース2000で開催された「ALFA ROMEO CHALLENGE 2022」関東・東北 第1戦に、アバルト TEZZO 595 RT1で出場してきた。

TEZZOでは、イタリア車としてはアバルト、アルファロメオ、フィアットなどの専用カスタムパーツやチューニングパーツを製造しているが、TEZZO CARSとしてコンプリートカーの企画、開発、少量限定生産を行っている。また、オーダーメイドによる車両製作も引き受けている。

基本コンセプトは公道もサーキットも快適に走れるクルマだが、その中でも2種類のコンセプトがある。ひとつめは「LXY」。大人が乗って日常的に使えるデイリースポーツで、こだわりのマテリアルによる内装パーツによってインテリアの個性を増し、機能面では速さと快適性を高い次元でバランスさせた、ラグジュアリースポーツ仕様。スポーティだが全方位的に高品質という点が魅力となる。

もうひとつは「RT1」。街乗りもできるレーシングカー。公道車検適合ながらサーキットの速さにより重きを置く。サーキットでの速さをラジアルタイヤ前提で追求し、より一層のスピードを引き出すための各種オリジナルパーツを装着した仕様だ。

アバルト TEZZO 595 RT1は、「RT1」のコンセプトでセットアップし、サーキットでの楽しさとスピードを狙っている。とは言え、ホイールベースが短くサスペンションストロークも少ない純正595がベースなので、サーキットの速さを最優先させるとガチガチの足になってしまう。そのため公道での快適さの融合も図るため、単に足を固めるのではなく、前後バランスの最適化を図ることで、リアをしっかり接地させることで、誰もが安心してアクセルを踏めるようなセッティングにしている。

サーキット専用セッティングよりもバネが柔らかいこともあり、今までアルファチャレンジには参戦してこなかったが、595でサーキットを走るチームメンバーが増えてきたこともあり、開発テストを兼ねて現状の速さを確認しようと考えた。

出場する他の車両は触媒を変更したりターボを大型化していたりするが、そうした車両と走っても互角以上に走れることが分かったのはよかった。今後、キャンバーを増やしたりバネレートを見直してセッティングを詰め、さらにサーキットでの楽しさとスピードとのバランスを追求したい。