マツダロードスターとアバルト124の走らせ方の違い

2021.06.16

アバルト124 スパイダーは、ターボ車の乗り方というものを実践する必要があって、ターボラグがあるから加速ポイント手前からアクセルを早めに踏んでおく必要がある。それが難しいけど面白い。

一方、ロードスターはNAなのでアクセルを踏んだらすぐに加速を始めてくれるから、そんな「タメ」は不要だ。だからとても運転しやすく、誰でもすぐに上手く乗れるはずだ。

ただしパワーがないからこそ、更なるタイムアップを狙う場合、重箱の隅をつつくような繊細なドライビングが要求される。

同じ後輪駆動とはいえフェラーリなんかとは全く違うドライビングスタイルが求められるんだよな。僕にはそうしたクルマの走らせ方が染みついていて、どうしてもコーナーの中でガバッて向きを変えバヒュンとアクセルを踏んで加速するスタイルだ。

ロードスターはもっとおとなしい走り方というか、パワーがないからあまり滑らせないで、とにかく加速重視で走る必要があるようだ。そこはわかっちゃいるんだけど、ついオーバースピードでコーナーに進入してしまって、ついついロードスターを振り回してしまうのだ。

そういう意味では今の僕はロードスターの走り方を細かく探している段階と言えるね。ロードスターに乗ってみて、クルマってその車種ごとに乗り方がまったく違うんだな、って改めて思い出したよ。