アバルト124でアルチャレ2021第2戦に参戦!

2021.03.11

3月6日に富士スピードウェイで開催された「ALFA ROMEO CHALLENGE 2021 Kanto Rd.EX」には、アバルト TEZZO 124 RT1で参戦した。このマシンチョイスは消去法で決定したともいえる。

昨シーズンはアルファロメオ TEZZO 4C RT1にて改造無制限のSRクラスに参戦し、2020関東シリーズでSRランキング1位を獲得することができた。ラジアルタイヤを履き、公道仕様のマシンでエントリーしていたので、実は、走りながら、もっとレース仕様にしようかな、とも思っていたんだ。アルファロメオ 4Cというクルマがどこまで速くなるのか、ということを知りたくなったんだよね。

そう考えていた矢先にALFA ROMEO CHALLENGEの最終戦で追突されて、クルマに損傷があったので、2月7日に筑波サーキットのコース2000で開催された初戦「ALFA ROMEO CHALLENGE 2021 Kanto & Tohoku Rd.1」には参戦しなかった。緊急事態宣言下での開催だったので、そもそもエントリーする気もなかったんだけどね。ちなみに、僕だけでなく、いつも一緒に走っているチーム KEEP ON RACINGのメンバーも全員参戦しなかった。保険の絡みもあってクルマの修復作業自体も間に合わず、第2戦はアバルト TEZZO 124 RT1で出ることにしたんだ。

最近、アバルト 124 スパイダーでサーキットを走る人が多くなってきたので、ちょうどいいタイミングだったともいえる。以前、アバルト TEZZO 124 RT1でタイムアタック大会に出たことはあるけど、そのときはロールバーを装備していなかったので不安だった。

という訳で、安全性を高めるため、TEZZO RT1 6点式ロールバー for アバルト124スパイダー、TEZZOアバルト124スパイダー専用バケットシートキット、レーシングハーネスなどを装備した。

そもそもアバルト124スパイダーは、フロントにパワフルなターボエンジンを積んでいる後輪駆動車ということで、走って楽しいFRスポーツカーだ。でも、オープンモデルなので安全性に難ありで、サーキットによっては走行することができないなど、ルーフが無いことがネガティブな要素となっていたんだよね。それを解消できた。

僕としては、速く走る前にまずは安全!とにかく安全第一というコンセプトなので、車両重量が重くなることを承知の上で6点式ロールバーを装着。「安全」に関してはプロもアマチュアも差がないし、アマチュアが走るレースイベントは、自分はぶつからない気持ちで走っていても追突されたりするリスクがあるから、特に気をつけたほうがいいよね。

今年は、より安全性が高まったアバルト TEZZO 124 RT1のブレーキ、足まわり、ボンネットなどを最適化することで、さらに速くしていこう。

TEZZOとしては、サーキット走行時のデータ取りをすること、1台のコンプリートカーとしてさらに完成度が高いものにする。何よりも安全第一というコンセプトをメッセージとしてみんなに伝えていこうと考えている。