アルチャレ関東シリーズ第4戦・・・車検適応車かSR仕様か悩ましい ~太田哲也ブログ「ジェントルマンレーサーのすゝめ」~

2020.11.06

10月24日、土曜日に富士スピードウェイで開催された「ALFA ROMEO CHALLENGE 2020 Kanto Rd.4」に、僕がプロデュースしている「TEZZO CARS」のコンプリートカー「TEZZO 4C RT1」で参戦した。僕がTEZZO 4C RT1で出場することで、クルマの素性を見極め、そのレースからのフィードバックで、車両開発につながると考えている。

Rd.4の開発目的は、さらなる空力性能のアップとブレーキの冷却を兼ねたフロント・リップスポイラーの効果を試すこと。試作品を装着して15分の練習走行と予選に臨んだ。

スポイラー効果はてきめんで、コーナリングの際に、明らかにノーズの入りがよくなって進入スピードがあがったのがわかる。リア・ウイングとの相性も良く、前後のグリップバランスも向上し、コーナリングが楽しくなった。

ただし、フロントリップスポイラーのせいかどうかはわからないのだが、他のアルファロメオ4Cと比べて、明らかにパワー不足で、ストレートでぐいぐい離されてしまう。

この時点では原因を特定できないが、スポイラーのせいで最高速が落ちてしまったのかもしれない。TEZZOにとってレースは結果だけでなく、車両開発の場でもあるので、比較データをとるため、決勝では外してみることにした。

今回の決勝は2ヒート制となる。第1レースでの結果で次のレースの予選グリッドが決まり、第2レースの結果がリザルトとなる。
第1レースでは2位だったため、第2レースは2番手からスタート。スタートがうまく決まって、1コーナーでトップに出たが、立ち上がりで軽く抜き返されてしまった。パワー差はいかんともし難く、少しずつ引き離され、そのまま2位でゴール。

決勝でわかったのは、ストレート速度だけではなく、立ち上がり加速も弱いこと。体感的に20~30馬力くらい差がある感じだ。決勝はフロントスポイラーを外したので、そのせいで遅いわけではなく、エンジンの差のようだ。

過去のデータと突き合わせてみると、秋になって涼しくなったのに、2月のレースのときよりも2秒くらいラップタイムが悪かった。もしかしたらこの夏にエンジンが140度近くまで上がったことがあったので、オーバーヒートしてしまったのか。
その後、ライターの高桑氏からの情報で、先行車は、触媒を取り去って、タイヤもSタイヤの超スプリント仕様だったことがわかった。それだったら速いはずだ。

もちろん、SR(改造無制限)クラスは、いわゆる何でもありで、触媒外しもSタイヤもレース・レギュレーション適応範囲である。

けれどもTEZZOでは、レースをコンプリートカー開発の実験場としているので、あくまでも公道走行合法状態でエントリーしている。SRクラスにエントリーするものの、自主規制で、触媒は取り外さず、タイヤも一般市販ラジアルタイヤで出場している。しかし今後、SR適応のレース専用車がどんどん出場してくるようになると、さすがに勝ち目がない。

今後、どうしようか。あくまでも車検適応車で走るか。SR仕様にするか。悩ましい選択が迫られる。
社内でミーティングをしたが、結論が出ないで検討継続中。 読者のみなさんはどう考えます?

 

●ブリヂストンRE71RS一般ラジアルとしては、異例のハイグリップ、そして扱いやすさを誇る71RSをTEZZO 4C RT1は装着する。
ラジアルタイヤ最速プロジェクト(RT1)のコンセプトにより車検対応であり公道走行可能な状態で、SRクラス(Sタイヤ装着+無制限改造のスーパーレーシングクラス)にエントリーしています。