ジープ・レネゲードにも乗ってみた!

2023.04.03

ボルボXC40を手放したカミさんの次期愛車候補としてどうかな?と思って、ジープ レネゲードに試乗してみた。

先日試乗したアルファロメオ ステルヴィオは、都内だとボディの大きさを持て余す。スポーティな足まわりも硬かった。個人的には毎日乗るクルマはしっと~りな乗り心地のほうがいいと思っている。

日本で2015年から発売されているレネゲードは、2020年にプラグインハイブリッド レネゲード 4xeが追加設定され、今回試乗したのはプラグインハイブリッド仕様だった。

でも、燃費は思いのほかよくなかった。車重が重くなったことも要因のひとつかもしれない。ヨーロッパでは近年、モーターを積んでいないと入れない場所があったりして政策としてハイブリッドを導入する動きがあるが、日本で使用するのだったらガソリン仕様でもいいかな。

ボディサイズは、先日試乗していたステルヴィオよりもだいぶ小さく、コンパクトなのだが、デザインが四角いので車内が広く感じる。都内での取り回しもよかった。

車重がある程度あるので乗り心地がしっとりして、ポンポン跳ねたりすることなく、重量感のあるフラットな乗り味に好感を持った。

その分、理論的には姿勢安定性は弱くなるが、SUV

としてスピードを出すクルマではないし、僕自身、ふだんはそんなに飛ばさないので、このような足でも問題ない。

今回改めて考えたのは、キャラ重視のクルマとそうでないクルマがある、どっちがいいかなということ。この場合のキャラとは、特徴/特性/性格という意味ではなく、遊びの要素がデザインに入っているかどうか。たとえばfiat500,miniなどはぼくが感じるキャラが前面に出たクルマの代表格。レネゲードやその兄弟車であるフィアット 500Xもキャラを前面に打ち出しているクルマで、デザインが個性的だ。

日本の軽自動車はキャラを出しているクルマが多いと思う。そのほうがカワイイと思ってもらえるので、多くの女性にはウケるのだろう。でもその一方で、やりすぎと思う人もいるだろう。その辺の境界線がどこに引かれていて自分の感覚にフィットするかを見分けるのがクルマ選びのポイントだろう。

レネゲードの場合はミリタリーの雰囲気を醸し出しつつ可愛さも取り込んでデザインを作り込んでいるように思える。しかしリアのテールランプが×(バツ)になっていたりして、自分の感覚ではやり過ぎ感があると感じた。

JEEPとしてレネゲードの兄貴分であるラングラーは機能美を突き詰めた上での、どことなくカワイさがある。レネゲードは機能よりもやり過ぎが強い気がして…。でもカミさんにはいいのかもしれない。
いま思うと、以前乗っていたフィアット 500Xがちょうどよい塩梅だったかも。

そういえば、ステルヴィオの返却時に発売前のアルファロメオの新型SUVであるトナーレを見ることができた。ステルヴィオよりも小さくて、アルファロメオの小ぶりなSUVとして魅力的だと思う。

トナーレは全体的にはキャラ的な感じではないと思うが、ヘッドライトのデザインが僕の世代的に鉄人28号の顔みたいで、これはよかった。このくらいのキャラでいいのかな。

 

〇スペック

Jeep Renegade LIMITED 4xe

●全長×全幅×全高:4255mm×1805mm×1695mm
●ホイールベース:2570mm
●車両重量:1790kg
●エンジン:直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラー付ターボ
●排気量:1331cc
●最高出力:96kW/5500rpm
●最大トルク:270N・m/1850rpm
●トランスミッション:電子制御式6速オートマチック
●使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
●タンク容量:36L
●フロントモーター:交流同期電動機
●定格出力:14.5kW
●最高出力:33kW
●最大トルク:53N・m/8000rpm
●リアモーター:交流同期電動機
●定格出力:44kW
●最高出力:94kW
●最大トルク:250N・m/2000rpm
●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
●サスペンション:前後/マクファーソン 
●ブレーキ:前/ベンチレーテッドディスク 後/ソリッドディスク 
●タイヤサイズ:前後/235/55R17

〇プライス

LIMITED ¥4,350,000

LIMITED 4xe ¥5,840,000

TRAILHAWK 4xe ¥5,900,000