ハッサンの水色号/1974年式アルファロメオ GT1600ジュニア/偏愛日記 その23(所員:高桑秀典)

2023.02.15

いつも水色号ではクラシックカーラリーの参戦取材をしており、クルマのセッティングも長距離走行に適した仕様にしています。そのため、サーキット走行は不向きなのですが、一年に一度だけ袖ヶ浦フォレストレースウェイを走る機会があり、去る2月5日にコースインしてきました。

その機会とはTBCC新春走行会で、日頃スタッフとして活躍している新旧趣味車オーナーや筆者のようなメディアが走る日として、毎年2月に設定されています。

袖ヶ浦フォレストレースウェイを会場としているTBCC(東京ベイサイド・クラシック・カップ・シリーズ)は、年間4戦で実施されている敷居の低いサーキットイベントで、往年の輸入車と懐かしい国産車が参加するレース形式走行会です。

袖ケ浦フォレストレースウェイを本気で走るサーキットイベントでありながら、ドライバーの腕とクルマの性能によるラップタイムにより的確なクラス分けが行われ、安全かつ楽しくバトルを堪能することができます。そこに魅力を感じ、毎回数多くのエントラントが参戦しています。

ちなみに、TBCCでは、まず最初にスポーツ走行クラスがコースイン。続いて、戦前車によるヴィンテージ・スポーツ走行クラスが走り、その後、クラブマンズ・カップ、クリスタル・カップ、スーパー/ハイパー・クリスタル・カップの予選、決勝レースが実施されます。

クラブマンズ・カップにはベスト・ラップタイムが1分30秒を超える程度の車両/ドライバー、クリスタル・カップには同1分25~29秒台程度の車両/ドライバー、スーパークリスタル・カップには同1分22~25秒台程度の車両/ドライバーが参加しています。

ということで、安全にバトルを楽しめるように配慮されており、思い思いのスタンスとスピードでレースを堪能できるのでありました。

それで、筆者と水色号のコンビはTBCC新春走行会にしか参加しないこともあり、まったく上達せず、いつも1分40秒台で走っております。タイヤがもったいないので、サーキット走行時はクラシックカー用の165HR14サイズのミシュラン XASを175/65R14サイズのミシュラン ENERGY SAVERにチェンジしていますが、数年前に実施されたTBCC新春走行会の際に一度だけミシュラン XASで走ったことがありました。

ミシュラン XASは細いので、1分50秒台になってしまうかな?と思いましたが、実際に走ってみたらミシュラン ENERGY SAVERとほぼ同タイムでした。よく考えたら、タイヤの幅が165と175なので大差なく、ミシュラン ENERGY SAVER(経年劣化で、もうカチカチ)は低燃費タイヤなので、さほどグリップしないのでありました。

ナンカンのAR-1(サーキット走行を前提にドライグリップ性能を極限まで高めたハイグリップタイヤ)に185/60R14サイズがあるので、来年はそれを履いてみてもいいかな?と思っています。夢の1分30秒台を目指してガンバリマス!