EV Day 2022, 日産リーフのレースカーでタイムアタック!

2022.06.24

去る5月22日に筑波サーキットで開催されたEV Day 2022タイムアタック競技に参加してきたので報告
しよう。

これまではERA eレース協会さんが用意してくれた市販の日産リーフをベースにサーキット仕様とした
クルマでエントリーしてきたが、今回はアメリカのパイクスピークに参戦していたリーフの本格的なレ
ースカーで出走させて頂いた。

レースカーは後席や助手席が取り外され、ロールケージが装着されている。より安心して走行できる。
パワーは市販モデルの日産リーフと変わらないが、バッテリー容量が大きい。さらにクルマが軽量化さ
れているので、バッテリー温度が上がりにくい。いつもより速く、そして長く走ることが可能となるはずだ。

とは言え、好タイムが期待できるのはバッテリーが冷えた1、2周目だ。走り初めで力が入りすぎて制御(横滑り防止)を二度ほど入れてしまい、出力も抑えられてしった。

リーフの場合、制御の介入を設定で弱めることはできるが、完全には切ることはできない。そのため、攻め過ぎると、やはり車側からの制御が介入してくる。それは失敗の走り方だ。

コーナーで奥まで突っ込み、グイッと曲がるような走り方をすると制御が入りやすい。制御が入らないようにするにはコーナーで大きなRを描くように走るほうがいい。そしてコーナリング限界ギリギリ「手前」で走るのが最適だが、見極めるのが難しい。

そのことをいつも忘れてしまい、周回を重ねるうちに思い出す。だがそのときはすでにバッテリー温度が上昇し始め、パワーダウンが始まってしまっているのだ。

いつも終わってからそのことを思い出す。あーあ、俺の記憶力って、と後悔するのだ。

今回のタイムアタックのベストは数周走った後に出した1分10秒。もっとうまくやればもっと良いタイムが出せるはずだ。次回はこの記事を読んでからコースインするとしよう。(そのこと自体を忘れないように)