マツダ・ロードスターNR-Aが楽しい!その3「運転の仕方編」

2021.07.27

【タイヤトレッドがはがれた!ではなく、はがしてしまった!】

先日は、筑波サーキットを走っていたら、左前輪タイヤ外側のトレッドが剝れてしまった。筑波は右コーナーが多くて、左前輪に大きな負担がかかる。多少の摩耗なら走れるが、さすがにトレッドが剝れていたら走るわけにはいかない。せっかく筑波まで来たのに…。チケットも2回分買っていてキャンセルもしてくれないだろうし。走れなくなってがっかり…。

「そうだ!」そこで閃いた。筑波にいる旧知のメカニック(僕が20代前半、レースを始めたころのメカニック)に電話したら、「ユーズドのアドレナリン(ロードスターレース指定タイヤ)ならあるよ。クルマ持ってきて」と。さすが筑波のヌシ。サーキット前にあるガレージに行ってタイヤを貸してもらい、走ることができた。ラッキー!

反省すべきは運転の仕方だ。「左前輪タイヤに負担をかける運転をしている」のだろう。オーバースピードで入っていくから左前輪タイヤの摩耗が進むのだと思われる。どうしてもスリックタイヤ&フォーミュラの走りのスタイルが染みついて、わかっちゃいてもハンドルを握ると長年のクセが出てくる。そもそも昔は気合を入れるとタイムアップしたが、足が柔らかくて一般ラジアルタイヤを装着するパワーがないロードスターの場合はかえってタイムが落ちてしまう。トレッドが「剥がれた」のではなく「剥がした」のである。もっとタイヤの性能の限界を超えない運転をしなければならない。